REDWING レッドウィングのソール交換してみませんか?
レッドウィングのエンジニアブーツは作りも強固でソールも耐久性があり、作業現場からバイク乗り、街歩きにと幅広い方が愛用しています。
ホワイトソールのタイプはミッドソールが縫い付けられ白いアウトソールがボンド接着で取り付けられています。ソールの交換は概ね難しくないですが、劣化が進んでいるとソールの分解にかなり手間取ったり、ミッドソールが割れたりすることもありますので少し早めに交換することをおすすめいたします。
ベックマンはスタイリッシュでタウンユースにも多く愛用されスーツにも似合う稀有なエンジニアブーツです。ただ、古いモデルはハーフソールラバーが塩ビ系のため加水分解して割れたり、ネチャネチャしたりして歩けなくなってしまいます
こうなってしまった場合は、2つの選択肢があります。一つはソール自体を全部交換してしまうということです
本革のソールも取り除き、Vibram#430ソールアンドヒールで交換した例です。この場合は予算的に少し交換になりますが、今後は一般的なオールソール修理での対応が可能になります。また、ブロックヒールは独立していますのでヒールのみ交換で延命も可能です。
もう一つは加水分解したハーフソールラバーのみ交換する方法です。
Vibram#2333を使って張り直して出し縫いを施したものです。本革ソールに不具合がなければある程度予算を抑えて元のようなイメージデザインで修理することが可能です。
エンジニアのロングブーツ ペコスブーツです。この方はバイク乗りでヒールが独立しているとシフトチェンジがうまく出来ないことがあるため、ウェッジ系のソールに交換してほしいとのご要望です。
レッドウィング用のウェッジソール交換用のソールの定番はやはりVibram#4014白です。
ただし、ヒール有りに比べてウェッジソールのヒールは厚みが薄いためかかとが低くなってしまいます。歩きやすさは向上しますが違和感が感じられる場合もあり、高さ補正をしてオリジナルに近い高さを出してほしいというご希望もあります。
こちらは一般的なショートタイプのエンジニアブーツです。ホワイトソールが取り付けてあります。
このソールを交換するに当たってウェッジソールではなく、かかと有りなVibram#1136にできないかというカスタム相談です。
Vibram#1136のヒールはあまり高く作られていないためそのまま取り付けても大きな違和感は無いものと思います。
ミッドソールも劣化が見られたので交換して縫直し、白いラインを強調させるようにより白い合成ゴムのミッドソールにしてあります
レッドウィングにはスーパーソールというウレタン系の一体型ソールがあります。このモデルは保管状態が良くないと加水分解を起こしてボロボロになります。割れたりネチャネチャしたりします。ただ、他のモデルのように簡単にソール交換が出来ない構造のためかなり難易度が高いです
加水分解したスーパーソールの実例です。手で触るだけでどんどん崩れていきます。できるだけソール部分を取り除き樹脂製のウェルトにミッドソールを出し縫いしてVibram#947で仕上げた例です。スーパーソールはウレタンなので軽いソールがイメージされます。ブロックパターンもイメージが近いですね。