トレッキングシューズ
2016年04月15日
イタリアの名品ドロミテコルチナ オールソール修理と滑り革修理
チロリアンシューズの代表格、イタリアの名品ドロミテコルチナです。
1層目のミッドソールに亀裂が有りますね。この部分は板紙なのであまり耐久性はありません。
そろそろ交換時期だろうと思われるカカトの減り具合です
別の修理屋さんで縫い付けた滑り革、薄くなってきています。
今回は徐々に分解してみます。まず、アウトソールを剥がすと合成ゴムのミッドソールが出てきます。この部分から縫い付けられています。
ミッドソールの表面を削りこんでやって縫い付け糸を切ります。
合成ゴムのミッドソールを取ると板紙のミッドソールが出てきます。湿気を吸い込んでけっこうボロボロなんです。
板紙のミッドソールを取り除くと中底と樹脂のシャンクが見えてきます。縫い付け糸は根気よく左のように綺麗に抜き取ります。
革のミッドソールを貼り付けます。
出し縫いミシンで縫い付けます。今回は生成りの糸です。
縫い付け完了です。
滑りの部分は革を内側に貼り付け
縫い付けます
折り返して貼り付けてやります。
アッパーの縫い合わせ部分の端がほつれています。
手縫いで縫い直しです。
合成ゴムのミッドソールを追加してアウトソールはVibram#1136です。
爪先の剥がれ防止に木ねじ追加してますこれでガッチリですね。
オールソール修理12500円＋消費税 滑り革修理2700円＋消費税、縫い直しは1500円＋消費税です。
