ウォーキングシューズ
2016年02月29日
Dolomite ドロミテコルチナ 履き込んだ年代物の逸品 修理する所だらけ
ソールは当然のように穴あきです。ここまでなってると新しく購入したほうが安くつくかもしれません。
では分解です。ソールをはがすと、ミッドソールが出てきます。思いの外、痛みは少ないようですが、もう1層のミッドソールが崩れているのでこれも剥がします。縫い付けを切っていきます
もう1層のミッドソールです。ここが問題ですね。板紙を使用しているので何年かすると必ず傷んできます。
板紙のミッドソールを取りました。やっと靴の中底が出てきました。プラスティックのシャンクは使えそうです。
糸切れした所を縫い直していきます。手縫いです。かなりの広範囲でした
滑り革修理しています。ここに革を縫い付け靴の中に折り返して貼り付けます。
オリジナルは板紙でしたが、本革のミッドソールに格上げしています。
本革のミッドソールに合成ゴムのミッドソールを貼り付けます。アウトソールとの接着性能を上げる理由もあります。オリジナルはここも一緒に縫ってありますが、今後の修理を考えると縫い付けず接着のみにしています。
今回は22360円でした。修理内容や金額はお問い合わせ下さい。